ボリンジャーバンドって何?
21日間(指定した期間)の値動きの大きさ(ボラティリティ)を表している有名なインジケーターで、アメリカ人のボリンジャー氏が考案したテクニカル分析です。
期間は、20日が多いのですが、プロは21日を使う人が多いので、あえて、21日間にしました^^;
現在の相場がレンジ相場なのか、トレンドが発生しているのか、視覚的に見て、一目で判断できるためトレードをする際に役立ちます。
統計学の標準偏差と正規分布を元に作られています。
現在、標準偏差が広がっているのか縮小しているのか、バンド幅を見て判断します。
値動きが大きいときはバンド幅が広がり、値動きが小さいときはバンド幅が縮小します。
ここ理解することがとても大事です。
そして、バンドの中で価格がどの位置にあるか確認する事によって、売りなのか買いなのか判断できます。
MT4・MT5の設定画面
ボリンジャーバンドのインジケーターを表示させても、±1σ(シグマ)のバンドが2本の設定しかないので、±2σ、±3σの合計6本になるようにカスタマイズしていきましょう!
1.ボリンジャーバンド±1σの設定
この画面は、MT5 の設定画面です。MT4も殆ど同じです。
まずは、「ナビゲーター表示切替ボタン」を設定します。
ボタンが様々ある位置のどこでも良いので右クリックして、
カスタマイズを選択
↓
「ナビゲーター」(MT4は、インディケーター)を挿入します。
表示させる位置は、「上へ」「下へ」をクリックするか、クリック&ドラッグして好きな場所に移動します。
そして、閉じます。
すると、上のメニューバーに「ナビゲーターを表示切替ボタン」が表示されるので、クリックします。
インディケーターの中の、「Bollinger Bands」をダブルクリックします。
期間を「21」にして、パラメーターの「偏差」を1にします。
バンドに色を付けられるので、スタイルから、好きな色を選択します。
私は、「Violet」にしました。
次に、「レベル」を選び、「追加」をクリックします。
ボリンジャーバンドの真ん中の線が移動平均線(SMA)になるので、その設定ができます。
同じく、好きな色を付けられます。私は「Yellow」にしました。
「OK」を押すと、このように表示されます。
2.ボリンジャーバンド±2σの設定
同じように、インディケーターの中の、「Bollinger Bands」をダブルクリックします。
期間を「21」にして、パラメーターの「偏差」を2にします。
バンドに色を付けられるので、スタイルから、好きな色を選択します。
私は、「DeepSkyBlue」にしました。
次に、「レベル」を選び、「追加」をクリックします。
ボリンジャーバンドの真ん中の線が移動平均線(SMA)も設定します。
前回と同じ色を付けます。私は「Yellow」です。
「OK」を押すと、このように表示されます。線が増えましたね。
3.ボリンジャーバンド±3σの設定
最後にもう一度、インディケーターの中の、「Bollinger Bands」をダブルクリックします。
期間を「21」にして、パラメーターの「偏差」を3にします。
バンドに色を付けられるので、スタイルから、好きな色を選択します。
私は、2σ同様「DeepSkyBlue」にしました。
次に、「レベル」を選び、「追加」をクリックします。
ボリンジャーバンドの真ん中の線が移動平均線(SMA)も設定します。
前回と同じ色を付けます。私は「Yellow」です。
「OK」を押すと、このように表示されます。線が6本になりましたね。これで完成です。
4. 移動平均線(EMA)の設定
ボリンジャーバンドに重ねて、指数平滑移動平均線 EMA(Exponential Moving Average)を設定します。
先程、真ん中の線が移動平均線「Yellow」を付けましたが、このボリンジャーバンドの移動平均線は、シンプルに、最初に決めた期間「21日」で計算したロウソク足の平均を計算した単純移動平均線 SMA(Simple Moving Average)が既に設定されています。
移動平均線は色々な種類があるのですが、これとは別に、直近の値動きを「重視」した指数平滑移動平均線(EMA)と組み合わせます。EMAは、反応が早く、エントリータイミングをより確実に早くみつけやすくなるメリットがあります。
指数平滑移動平均線 EMA(Exponential Moving Average)の設定
インディケーターの中の、「Moving Average」をダブルクリックします。
パラメーターの期間を「21」
種別「Exponential」を選択
スタイルは、ボリンジャーバンドと間違えないように、「Silver」「点線」を選択します。
「OK」を押して完成です。
定型チャートの保存
他のチャートでも直ぐに表示できるように、「定型チャート」に保存します。
チャートの上で、右クリック
次に、「定型チャート」の中から、「定型チャートの保存」を選択。
わかりやすい名前をつけてテンプレートとして「定型チャート」に保存します。
新しいチャートを開いた時に、「定型チャートの読み込み」をクリックすると、保存したテンプレートを選べるようになります。
次回、保存したチャートを一発で表示できるので大変便利です^^
色々なインディケーターを試して、自分に合うものを研究してみて下さいね♪
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